台湾における御宅族の誕生とその意味を探る

碩士 === 東海大學 === 日本語言文化學系 === 105 === 2005年以降、「御宅族」(或いは「宅男」・「宅宅」)という言葉は台湾のニュースメディアに盛んに現れるようになり、この言葉をめぐって、「差別」または「差別に対する拒否」の論争も、目立つようになった。本論の研究目的は、「御宅族」が台湾で成り立つ経緯を、歴史的な考察で明らかにすることと、この経緯の解明によって2005年以降の「御宅族」現象を解釈することにある。 台湾最初の「御宅族」現象の発生は、1965年頃生まれ、1990年前後大学生や大学院生であった日本の漫画・アニメ好きの若者達の、日本の「オタク」概念や「オタク論」の受容...

Full description

Bibliographic Details
Main Author: 傅培剛
Other Authors: 蕭幸君
Format: Others
Language:zh-TW
Published: 2017
Online Access:http://ndltd.ncl.edu.tw/handle/08873216064244990399